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思い出の少年漫画ほか

2012.09.17 23:42|
 自分が主に幼少期から十代半ばにかけて読んでいた、思い出たっぷりのおススメの少年漫画をいくつか。
 僕の少年時代(幼少期から十代後半)というと、だいたい90年代末から00年代半ばまでになるのですが・・・。
 
 少年漫画だと、今でこそジャンプを読み漁っていますが、当時は断然サンデーっ子でした。
 で、当時リアルタイムでハマっていたのは・・・

・雷句誠『金色のガッシュ!!』2001~2008

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 周囲との軋轢で屈折していた天才少年・高嶺清麿の前に、魔物の子ども・ガッシュが現れる。
 それは、100人の魔物の子とそのパートナーとなった人間達が挑む、魔界の王を決める1000年に一度の戦いの始まりだった―――。

 ザ・王道。ジャンプ以上に「友情・努力・勝利」の三原則を体現した、熱血バトル漫画。
 主人公二人の熱い友情物語は勿論、彼らが出会う数多の魔物と人間コンビの絆や戦い、そして別れもしっかり描写されていて、その関係性の多様さこそが作品の大きな魅力だった。
 戦いもただの一対一のものではなく、魔物同士で手を組んだり、イレギュラーな手段で戦力を増加させたりと、決して単調なペースには陥らず。物語後半では、主人公コンビを中心とした魔物達の共同戦線によるアクロバティックな集団戦が鮮烈に描かれた。
 そして戦いを通じて、バトルロイヤルの是非、世界の王たる器とは何かというテーマにまで踏み込んでいき、最後までテンションを落とすことなく納得のいく終幕を迎えた。

 また、魔物の力を引き出す「魔本」の呪文が、あくまで少年漫画レベルだけれど独自の文法規則に基づいたものだったことも重要なポイント。例えば、口から出る攻撃なら「~ケル」、身体強化なら「~ルク」、術が強化されると「ギガノ・~」といった具合に。
 『仮面ライダークウガ』のグロンギ語しかり、創作言語がある作品って、本気で空想を語ろうとしてる感があってイイ。

 単行本では巻末で読者の考えたオリジナル魔物コンテストが開催されていて、かなりハイレベルなデザインが掲載されることも少なくなかった。ああいう読者との和気藹々の交流も、少年漫画として理想的なものだったと思う(実は自分も、いくつかデザインを送ってたりして・・・)。

 
・田辺イエロウ『結界師』2003~2011

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 幽霊妖怪の類を引き寄せ力を与える神祐地・烏森。その地を代々守ってきたのが、結界術の使い手の一族・墨村家と雪村家だった。
 今は学園の敷地となった烏森で、両家の跡取りの少年少女、墨村良守と雪村時音は今夜もあやかしを討つ―――。

 『ガッシュ』が王道の熱血ストーリーを突き進んだ「動」の少年漫画だったとすれば、こちらは堅実な人物描写と練られた物語構成で魅せる「静」の少年漫画だったといえる(ちなみに作者の田辺イエロウは雷句誠の元アシだったりする)

 キャラクターにしても舞台設定にしても、ぱっと目を引くようなハデさはないのだけれど、そのぶん一つ一つの描写がとても丁寧で安定感がある。
 そうしてじっくりと物語が積み重ねられていった先に、時として抑えていた感情が迸る人間ドラマや燃える激戦に結実する場面があって、通読する喜びに満ちている。11,12巻の黒芒楼編なんか特にそう。
 
 また、主人公の良守とその兄貴の正守は、少年漫画としては過激なくらいに互いのコンプレックス(特に正守側)が執拗に描かれていて、作品全体を引っ張る最重要トピックの一つになっていた。
 僕は前回の読書記事で本作と『鋼の錬金術師』との共通を挙げたけれど、ハガレンのエルリック兄弟はその親密さがストレートに描かれていたのに比べると、『結界師』での兄弟のギスギス具合が非常に際立つ。
 僕も兄弟がいるのだけれど、実はハガレンのエドとアルに「兄弟」として共感したことはほとんどなくて、逆に『結界師』の墨村兄弟の心情は痛いほど理解できた。程度の差こそあれ、男兄弟って少なからずああいう側面はあると思うな・・・。

 まあそんな風に僕はとても愛読していて、サンデーの中でもある程度の人気は終始確保できていたのだけれど、最後まで爆発的人気を呼ぶには至らなかった。アニメも悪くなかったんですけどね。
 
 ちなみに、「烏森の地を守る」というコンセプト上、物語の舞台が烏森学園からほとんど動かないのが本作の大きな特徴だったのだけれど、終盤でそれがあっさり、あまりにもあっさり崩壊してしまったのが当時衝撃的だった。あれは一つの事件だったと思う。

 ほか、同じサンデーだと『犬夜叉』とか『からくりサーカス』とか『かってに改蔵』とか。
 『名探偵コナン』は「黒の組織」が絡む話だけ熱心に読んでた・・・ってこれは今でもそうだなw


 『ナルト』や『BLEACH』などのジャンプ漫画を読みだしたのはほとんど中学生の時からだったけれど、唯一小学生の時からハマっていたのが・・・

・冨樫義博『幽遊白書』1990~1994

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 事故死して霊体となった不良中学生・浦飯幽助。元の身体に戻る条件として、妖怪が人間界で起こす悪事を取り締まる霊界探偵として活躍することに。彼の前には、強大な妖怪や霊能力者が立ちはだかり・・・。

 いわずとしれた、冨樫先生の大ヒット作。
 漫画は僕が字が読めるようになった頃にはもうアニメ版とともに最終回を迎えていて、その後アニメの再放送から入りました(何でか暗黒武術会編までしか放送されなかったんだよな・・・)。

 読み進めているうちは、楽しみながらもトーナメントバトルの解体とか異種族の共生とか悪の定義とかテーマを小難しく考えていたけど、最終話のあのラストページを見た瞬間、ぜんぶ引っ繰り返った。
 あーそっか、これってつまり、一人の若者が悪友達と過ごした少年時代を怪奇や能力バトルで輝かしくもノスタルジックに彩って回想した物語なんだ、と。
 それを念頭に読み返すと、冒険とバトルの合間に描かれるキャラクター達のけだるい日常や痴話喧嘩が、たまらない切なさを帯びて迫ってきた。
 一番好きなキャラは、誰だろう・・・、人間なら桑原か浦飯温子、妖怪なら雷禅かな。


 ていうかこうやって回顧してみると、自分、本当ファンタジーもの好きだったんだな・・・。

   ***

 ほか、最近読んだ漫画。

・きづきあきら/サトウナンキ『うそつきパラドクス』

 特別編の10巻を残して、本編完結の9巻まで読了。

 恋人がいる同僚の女性を好きになってしまった青年が主人公の、恋愛(・・・?)漫画。
 
 思わずはてなマークをつけてしまうのは、これを「恋愛」といってしまうにはキャラがどいつもこいつもあまりにも浅ましくてもどかしいお話だから。あと、かなりエロい。
 いつも嘘ばかり吐いてる人間には相当キツい、だからこそ読み応えがある。
 でも、漫画としてはわりとスラスラ読める。
 どんよりしたストーリーの中にもところどころ息抜きを入れてるシナリオの緩急もそうだけれど、独特の作画の働きも大きい。コメディにもシリアスにも濡れ場にも映える、キャラクターの等身のデフォルメ具合が絶妙な描き方なんですよね。これはありそうでなかった、発明といってもいいくらいの。
 
 8巻での、関係性のとある変化で盛大に笑っちゃった。いや、本人達は大真面目なんだけどさ・・・。
 

・和月伸宏『るろうに剣心』
 
 実写映画の予習としてざっと読み、今じっくりと進め中。
 最初は心情を科白で語り過ぎやしないかと気になってたんだけど、でも違うんだ、言葉一つ一つにキャラとしての血が通っていて、実は無駄がない。
 あと、人物のふとしたポーズや画面構成がすげーカッコいい。

 そして、ちょっと邪推だけれど、『銀魂』で物語がなかなか進まない理由が分かった気がする。
 あくまで人情モノ・コメディとしてるろ剣と差別化されている『銀魂』が銀さんの過去に決着つけようとすると、ホントにるろ剣になってしまうんだ。
 でも空知先生には漫画家としての、ストーリーテラーとしての意地をみせてほしい。
 話を本格的に動かす機会を逸した『名探偵コナン』みたいにならないでほしい。

 ちなみに後の『武装錬金』はリアルタイムどんぴしゃでした。
 パピヨン、強烈だったなあ・・・。
 武器の一つに「サムライX」とか出てきてたけど、やっと意味が分かったw

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テーマ:本の感想
ジャンル:本・雑誌

tag:金色のガッシュ!! 結界師 幽遊白書

Comment

No title

そうなんですよね、この夏ひとしきりるろ剣熱が再燃してから
銀魂読むと、なんか。。。あれ?、ってw
一番の違いは剣心が存在そのものがジレンマであるのに対して
銀さんって途中からカリスマ化してきてしまったのがあるんじゃないかと.
空知先生もインタビューでジャンプの王道は崩せないから
小ネタにこそ「自分」を入れてるって言い訳してましたけど、
無頼漢ぶってるのに結局普通のヒーローやってしまう各エピソードの下げ方が
マンネリを呼んでる気がします

あと、夏にニコ動でアニメ版のネタ集みたいなの見たんですけど、
正直原作に比べて笑えなくって。。。まぁこれはアニメスタッフのせいですけど.
単行本のおまけページであれだけ持ち上げるから
どれだけ笑いにうるさいスタッフなのかと思っただけに残念でした.
両監督の他作品は面白いのになぁ.

ようやくうしおととらも読み終わって(なんか凄いですねこれ)、
まだまだ王道掘りたいので、
そのうちガッシュ、結界師、あとからくりサーカスあたりも挑戦してみます
子どもの頃は王道恥ずかしい気がしてたんですけど、
今は王道が一番作る側のハードル高いよなって.
そこを天然で乗り越えてる鳥山先生はやっぱ色んな意味で天才.

幽白は、ずるずる連載引き延ばした悪例みたいによく言われてますけど、
あの最終回読むたびに「いや、これで良かったんだよ」と思います
もしかしたら初めて味わった「青春の喪失」感だったかも知れない
あのページを見た時の気分はもう、今でも忘れられないです

るろ剣幽白以外で子ども時代ハマってたマンガは
パプワくん、グルグル、ダイの大冒険かな
タマフルのライダー回聴くまですっかりわすれてたダイ大に関しては
哀しいほどに何も思い出せない。。。w 漫画持ってたのに.
「他にもきっと沢山忘れてるんだろうなぁ」ということくらいは
辛うじて思い出せてきました 大人になってマンガ読みだすまで忘れてたことも忘れてて.

>ヒノキオさん

コメントありがとうございます。

> 一番の違いは剣心が存在そのものがジレンマであるのに対して
> 銀さんって途中からカリスマ化してきてしまったのがあるんじゃないかと.

良くも悪くも銀さんの在り方はすごく魅力的で「楽」ですからね。
あと、初期は白夜叉時代をタブーとしてきたのが、最近ではわりと境目がなくなってるのも大きいかなーと。
一応じわじわとではあるけれど最後の展開に向けての準備は整いつつあるので、動かす時は一気に、それこそるろ剣超えるくらいの気概でやってほしいなーと、ファンとしては望んでます。

> ようやくうしおととらも読み終わって(なんか凄いですねこれ)、
> まだまだ王道掘りたいので、
> そのうちガッシュ、結界師、あとからくりサーカスあたりも挑戦してみます

『うしおととら』は本当に「熱血」って感じですよね。同作者の『からくりサーカス』も、まあ若干引き延ばし過ぎかなーとも感じたのですが、少年の成長モノとしてやはり王道でした。

『ガッシュ』と『結界師』はどちらも自信持っておススメします。
本文に書き忘れてましたが、『ガッシュ』では、序盤で作品世界の犠牲になった少女をガッシュが最後まで忘れないでいるんですよね。『結界師』も、良守が過去に時音に傷を負わせてしまったことをずっと気に病んでいて。
ハガレンのニーナ然り、こういう精神は少年漫画に欠かせないよなと思いました。

> 幽白は、ずるずる連載引き延ばした悪例みたいによく言われてますけど、
> あの最終回読むたびに「いや、これで良かったんだよ」と思います

今のジャンプの人気作が軽く50巻超えてるのからすると、『幽白』は十分短くまとめた方じゃんって思いますけどねw
あのラスト一発! まさに「幽白は青春」でした。
ハンターにも最後にああいう感じが待ってるのかな・・・ていうか終わるのかなw

> 「他にもきっと沢山忘れてるんだろうなぁ」ということくらいは
> 辛うじて思い出せてきました 大人になってマンガ読みだすまで忘れてたことも忘れてて.

僕も最近まで『ガッシュ』とか素で忘れてたので・・・。
読書記事は本当に備忘録も兼ねてます。
いつか忘れてしまうとしても、せめて文章か何か、かたちにはしておきたいものです。




No title

こんばんは、「ゲームやアニメについてぼそぼそと語る人」の管理人のピッコロでございます。いつもお世話になっております。記事とは関係のないコメントで大変失礼いたします。


お忙しい中、当ブログのアニメ評価企画に参加して頂き本当にありがとうございました。アニメ評価企画16の最終結果は、現在当ブログにて現在掲載中でございますのでよろしければご覧になって下さいませ。

評価企画16の最終集計結果↓
http://picoro106.blog39.fc2.com/blog-entry-6277.html

そして、今回も「今期終了アニメ(6月終了アニメ)を評価してみないかい?17」と題しまして、新たに評価企画を立ち上げましたので参加のお誘いに参りました。また、この企画に賛同して頂けるのであれば、参加して下さいませ。

なお、投票方法等についての詳しい事は以下の記事に書いておりますのでご覧ください↓
http://picoro106.blog39.fc2.com/blog-entry-6226.html


なお、最終的な締め切りは10月12日までになっておりますのでよろしくお願いいたします。

>ピッコロさん

コメントありがとうございます。

今回も企画告知してくださり、誠にありがとうございます。
近日中にコメントで参加させて頂きます!


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江楠

Author:江楠
 
東海在住。 

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