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アンストッパブル

2012.09.16 18:27|映画感想
『アンストッパブル』

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監督:トニー・スコット
脚本:マーク・ボンバック 音楽:ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ
キャスト:デンゼル・ワシントン、クリス・パイン、ロザリオ・ドーソン ほか
 
 大量の燃料と有毒物質を積み込んだ列車が、ふとしたミスから勝手に走り出した。
 市街地で横転でもすれば大惨事。
 さあ、列車を止めてみせろ――。

 ぶっちゃけ、このあらすじだけでアンテナビンビン、アドレナリン全開でFooooo!!!って感じになる人も少なくないだろう。

 暴走する力の塊を、車掌が、技術者が、特殊部隊が、あの手この手でくい止めようとする。しかし列車はそんな小細工を嘲笑うかのように蹴散らし振り切り、ひたすらに加速して走りゆく。だがそれでも人々は諦めない―――。
 そんなシークエンスが幾度も繰り返され、合間に不器用な男達のクサい物語が挟み込まれる。
 これはほとんど条件反射的な興奮だと分かっていても、その度に己の心身がアガるのはどうしようもない。
 だから、列車を止めようとする物語とは裏腹に、観ている僕は、いっそ列車がずっと止まらずに走り続けて、人々の必死のチャレンジが延々と続けばいいのにという願望に囚われる。

 しかしこれはやはり「止める」ということが大前提の活劇であり興奮なのであって。それでもこのスペクタクルが終わらないでほしくて。キャラクター達の奮闘を追いかけるヘリと、そのTV中継の前で固唾をのむ一般市民に僕は同一化する。
 止めたいのか止めたくないのか止まってほしいのか止まらないでほしいのか。

 そんな想いも載せて列車は突き進み、劇終盤に近づくにつれて物語のテンションはますます高まっていって。

 そしてエンタメのセオリーとして当然ながら、とうとう列車は止められる。
 しかし列車が止まっても尚、この映画を観終わっても尚、自分の興奮はまだ止まらない。
 やはり僕は止まらないでほしかったのだ。
 まだ止まらない、まだ足りない、こんな映画を、もっと、もっと。


 そう、だから本当に、止まらないでほしかったのに!
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テーマ:映画レビュー
ジャンル:映画

tag:アンスッパブル トニー・スコット

Comment

No title

映画についての映画でしたね、
そして映画について語ろうとすると映画から遠ざかってしまう作品が多い中、

どこまでも「映画」であることで「映画」に迫れた、そんな傑作で、
悔しいけれどここにトニスコのすべてがこもっている気がしました

終わって欲しくない、映画よ終わるな!

>ヒノキオさん

コメントありがとうございます。

実は、トニー・スコット映画でははじめてちゃんと観た作品でした。
観ている最中は彼の件を本気で忘れてしまうほど、「楽しい」としか形容できない作品でした。

彼の最後の心情など知る由もありませんが、少なくともこの映画を撮っている最中はひたすら楽しかったに違いない・・・と思いたいですね。

>どこまでも「映画」であることで「映画」に迫れた、そんな傑作で、

本当、シンプルなエンタテインメントでした。
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