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2012秋アニメ簡易感想①+旧作感想

2012.10.12 01:30|アニメ簡易感想
 『絶園のテンペスト』とか『K』とか『マギ』とか『サイコパス』とか、今年の秋アニメは充実しているなあと個人的に感じている今日この頃。
 ・・・いやまだどれも観れてないんですけどね。
 特に、いちばんの本命である『絶園』第一話を見逃すという失態。Gyaoの無料放送を待とう。

 でもこれら本命を未見でも、他に観た秋アニメもどれも面白かったです。
 たぶん今期も全部継続して観れるわけではなく、3つ4つくらいになっちゃうだろうなーと思いつつ、とりあえず各作品第一話の簡易感想です。

 今回とりあげるのは、『新世界より』『となりの怪物くん』『中二病でも恋がしたい!』です。
 あと、『うさぎドロップ』などの旧作アニメの感想もいくつか。
   ***

・『新世界より』

 第1話「若葉の季節」

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 舞台は、千年後!?の茨城。
 現代の謎の大量死に端を発し?、おそらく文明自体が一旦滅んで・・・? 社会や習俗が再編されたらしい世界。日本全土や海外がどうなっているかまでは分からない。
 ともかく千年後の茨城/「神栖66町」で生きる人々は、手を触れずに物を動かしたり形作ったりする、ESPのような「呪力」を身につけていた。子どもは幼少期を「和貴園」という地域?の中で過ごし、「祝霊」という呪力の覚醒?暴走?がおとずれると、「全人学級」という呪力の教育機関?での生活へ進むことができる。

 主人公?の少女も祝霊を経て、全人学級へ。一足先に入学していた幼馴染たちに先導されて、呪力のコントロールに励む日々。そして徐々にこの場所の、いやこの世界に潜む恐怖が浮き彫りにされてゆき・・・。

 「そうだな、今日は引き分けだ」

 「祝霊よ。とうとうあなたにもやってきたの」

 「その人形にありったけの想いを込めるのです」

 「あたし波紋鑑賞じゃクラスでトップの成績なの」

 「和貴園を卒業しないで、途中でいなくなる人がいるって、聞いたことあるんだけど」

 「私、もう子どもをなくすのは嫌よ!」

 ?????

 いやもうハテナばっかりなんですけども。
 だがそれがいい。
 やっぱアニメの第一話ってのは、特にホラー要素のある作品は、最初の「わけの分からなさ」が肝要だと思うわけですよ。そしてラストのぞくっとする幕切れも外せない。
 このセオリーからすると120点満点の滑り出しじゃないでしょうか。

 世界観の情報が不足していても、少女が新しい環境にステップアップして不安を抱えながら生きていく物語としては十分馴染めるし。
 これからも設定説明が小出しにされつつ、ホラー色がより強まっていく感じなのかな。

 キャラデザが派手派手しくなく、いっそ地味なのも良い。今は子ども時代のエピソードなので皆目が大きくてアニメ的だけど、彼らが成長した以降はより抑えたキャラデザになるんじゃないかと踏んでいる。

 また、他のブログの指摘で、「キャラクター達の影無し作画は、彼らが常に何か「大きなもの」の陰の中にいることのメタファーだ」というものがあって、激しく納得。つまり『オマツリ男爵』みたいなことか。
 
 この地味さと底知れぬ不安感・恐怖感のコンビネーションは、『神霊狩』を思い出した。
 これからが楽しみです。


・『となりの怪物くん』

 第1話「となりの吉田くん」 

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 水谷雫は、他者に興味のない勉強一筋の女子高生。ある日、担任教師に頼まれてとなりの席の停学中の生徒に会いに行くが、彼は怪物ランドの皇太子で人間界に修業のためにやって来ていて・・・って違う違う、それ別の怪物くんや。
 雫が会ったのは、ガラは悪いが根は純粋な少年・吉田春
 春の問題児ぶりに雫は振り回されるが、彼女の頑なな心も次第に打ち解けてきて・・・。

 どうやら原作の第2話までを1話に詰め込んだようで、とにかく展開が早い早い。
 雫が春と知り合って彼を不登校からひっぱり出して喧嘩して仲直りして(一方的に)キスして・・・と、それこそ監督の鏑木ひろの過去作『君に届け』なら1クールはかけそうな話を、あっという間にやっちゃったよ。それでも観ていて混乱したり感情が追い付かなかったりすることもなくフツーに楽しめたのは、脚本構成の上手さだろうか。
 脚本の高木登は、これまでにも『地獄少女』『バッカーノ!』『デュラララ!!』などをてがけ、個人的にブレインズ・ベース御用達の堅実なストーリーライターという印象。第1話は雫と春の関係を描くのに終始して、第2話以降はキャラがどっと増えるようだけれど、この人がシリーズ構成全体も担うというのなら大丈夫じゃないかなと期待。

 恋愛ドラマとしてみればいいのかコメディとしてみればいいのかは、まだちょっと判じかねるところ。
 あと、戸松遥の低温な芝居はちょっと新鮮でした。


・『中二病でも恋がしたい!』

 第1話「邂逅の・・・邪王心眼」

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 冨樫勇太は、かつて〝中二病”にかかっていた。自分をアニメやマンガのキャラと同一視し、意味深でイタい言動を繰り返していたあの日々に別れを告げ、まっとうな高校生活を送ろうと決心する勇太。
 が、彼が出会ったクラスメイト・小鳥遊六花は今まさに中二病真っ盛りの重篤患者で、しかも彼女は勇太のマンションの上の階に越してきていて・・・。

 えーと、第一印象としては、六花ちゃん可愛いなー、でした。
 こういう小動物的なキャラクターを動かすことにかけては京アニは天下一品ですもんね。

 中二病云々については、うっかり自分の体験と絡めて語ると発狂してしまうのでw、このテーマがどういう着地をしてみせるのか、まあ無言で見守っていきたいです。

 しかし、よりにもよって『絶園』とか『K』とか、まさに中二病系能力バトルものが多い今期に放送してしまうとはねw 
 『コードブレイカー』とか色々とそのものズバリじゃねーか! 

 ラストで勇太が六花のために魔剣?を捨てなかったあたりに、今後の物語の指標が詰まっていそう。

 また、キャラクター原案の逢坂望美さんは、偶然にも以前より知っていてファンだったので、作品への親近感が一つ増しました。すごく柔らかいイラストを描く人です。

   ***

 旧作アニメの感想。

・『うさぎドロップ』

 第5話まで視聴。
 
 リアルタイムで放映してた時も歯抜けながら観ていたのですが、いざDVDでじっくり再見すると・・・。あかん、リピート止まらんw
 これはいつまでも観れちゃうわ。
 
 第1話「りんどうの女の子」  

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 働き盛りの30歳・河内大吉のもとに届いた祖父の訃報。祖父家に赴くと、そこには見知らぬ幼い少女が。
 彼女の名はりん。何と、祖父の隠し子だというのだ。
 大吉は、りんを引き取って家族として育てることに・・・。

 この第1話、「境界」の構図演出が素晴らし過ぎて泣きそうになった。

 Bパート。
 火葬後、庭に隣した座敷の長卓にてりんの処遇を話し合う親族たち。大吉は彼らから少し離れて、仕切り戸にもたれて座る。さらに距離を置いた庭の花壇の前にりんがいる。
 座敷は庭に開け放たれているが、庭には淡く光が差し込み大吉と親族のいる座敷には光が届かず翳っていることで、両者/両空間の断絶が可視化される。
 さらに、光ある庭ながらりんのいる場所には木の影がさしている。親族の家屋の陰とりんの木陰は、それぞれのネガティヴな心情を表現しつつその内容を区別している。
 そして、りん本人ではなく彼女を預かる面倒のことばかりに終始する親族たちの会話に業を煮やした大吉は、座敷から庭に降りて(その動作の途中、彼は陰から光の空間に身を晒し)、りんを自分の家族として迎え入れる。
 その瞬間、二人の姿はより眩しく優しいエフェクトとBGMに包まれる―――。

 この、惚れぼれするような簡潔明快な演出。シンプル・イズ・ベスト、否ビューティフル。
 それこそ5歳の子どもでもその意図を直感的に理解できるのではないか。

 ここから、大吉がりんとの暮らしに四苦八苦しながらも彼女との絆を、そして周りの人々との新たな繋がりを築いていく過程がたまらなく眩しい。
 これはいわゆる「育児もの」とは少し違うと思う。
 もうちょい普遍的な、「人と人が一緒に生きていくこと」についての作品で、大吉が大人でりんが子どもだから育児もの・家族ものを体裁をとっているだけで・・・。
 ありそうでなかったフォーマットだなあ。
 たとえば『よつばと!』にも、アングルを変えればこんな話がいくつもあるのだろうか。

 いま俺が、これは犠牲じゃないって言い切るのは嘘くせえから、何年かあとにそう思えたらいいなって思う

 OPの歌詞と呼応する大吉の独白。
 こういうことを思える時点で、彼は立派だ・・・。 
 
 それにしても制作がProduction I.Gとは。『ももへの手紙』といい、変わるもんだ。
 たぶん、数年前のアニオタに本作ををI.Gが作ったと言っても、絶対信じてもらえないだろうなw

 ちなみに、原作漫画の物議をかもしたラストについては僕もぜんぶは納得できていないのだけれど、前述したテーマとしては何も外しちゃいなかったと思うよ。

  
・『神霊狩 GHOST HOUND』

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 幼き日のトラウマに囚われる少年。彼は毎日あの日の再現とともに宙空を漂う夢を視ていた。
 詮索趣味の級友が、そのトラウマの根源の場所に彼を誘うが・・・。 

 『新世界より』で思い出した、ので再見。
 再見つっても、もともと数年前に第一話を観ただけなので、ほとんど初見ですね。

 第3話まで視聴。まだどんな話になっていくのか分からない。

 作品全体が主人公と同じくこころもとない浮遊感に満ちていて、良い意味でもやもやしまくり。話の起伏も切れ目も捉えられぬうちに一話一話が流れていく。
 ぶっちゃけ、一話ごとの内容が観た直後でも曖昧ですw

 心霊と電脳の世界が混ざり合っていくのは、やはり士郎正宗テイストだと思った。

   ***

 ほか、2012春アニメの『氷菓』『エウレカセブンAO』をDVDで追っかけ中。
 時代、社会、集団に翻弄される少年少女たち。青春の苦み、痛み。
 そこに無力ながらも真摯に向き合う『氷菓』と、全部背負い込んで飛翔する『AO』。この二作品が同時期に放映されていたことには、やはり同時代性というものを感じる。

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テーマ:アニメ
ジャンル:アニメ・コミック

tag:新世界より となりの怪物くん うさぎドロップ

Comment

新世界ゾクゾクしましたね~、
アナザー、lain、それに神霊狩、こういうJホラー的な雰囲気は
定期的に作られていて欲しいです.
神霊狩は、もうずっと曖昧なままですよw でも一度そこに浸ってしまうとヤバいです.
見終わって2年経つのに抜け出せません^^;

あと、となりの怪物くん見た後の『好きっていいなよ』
同様のストーリーラインなのにまるで違う手触り、
日常感覚と皮膚感覚というか、監督の違いというものをこんなにハッキリ
わからせてくれる好例もそうそうないのではと、
この2作品の同時進行が今楽しみでしょうがないです

中二病は2回3回とリピート余裕でした.見るたびに細かい芝居の発見が可愛いという.

あ~、、、秋アニメ、言葉にするの諦める気がしてますw
刺激が多過ぎて. ジャンルが豊富ってのが嬉しいですね.

>ヒノキオさん

コメントありがとうございます。

>アナザー、lain、それに神霊狩、こういうJホラー的な雰囲気は
定期的に作られていて欲しいです.

アニメでホラーっていうジャンルは、萌えとかアクションでの誤魔化しがきかないぶん、作り手の構成とか演出の力量が問われるジャンルのような気がします。
そういう場が、作品が、常にあるというのは安心感ありますね。

>神霊狩は、もうずっと曖昧なままですよw

さいですかw いや結構なことです。

>となりの怪物くん見た後の『好きっていいなよ』

あ~そっちはまだ観てなかった。そういや少女漫画原作のアニメを並べて観るということは今までなかったかもです。
最近少女漫画から離れてたし、今期はその辺り積極的に観てみます。

本記事の後、『絶園』と『サイコパス』観れましたが、上々でした。
少女漫画から異能バトル、コメディ、社会派サスペンスまで、今期は本当ジャンルばらばらで盛りだくさんですね~。
それが本来正しいのでしょうが。

こんばんは。
秋アニメ忙しくて頭おかしくなりそうです。

「新世界より」正直頭の中?でいっぱいで。でもこれが気持ちいいくらいです。ジワジワと来る予感があります。
「とな怪」可愛いですね。ホント癒されます。少女マンガ原作が多いですが、どれも外せません。弾けてますがコメディとも言い切れないですね。雫の感情の変化もまた可愛らしく描かれているので好感触。
「中二病」これまた可愛い♪1話だけでも何回見たか分かりません。細やかに可愛く六花を動かしてて何度見ても楽しいです。
「うさぎドロップ」!!観たい…この季節が似合う作品ですね。
旧作もやっぱ極めたいんだけど、秋アニメ追いかけるのでいっぱいいっぱいになりそうです(^_^;)

>かえるちょこさん

コメントありがとうございます。

> 秋アニメ忙しくて頭おかしくなりそうです。

本数多いし気になるのいっぱいだしで、僕は早くも半分くらい諦めてますw
とりあえず『絶園』と『新世界』と『怪物くん』だけは・・・!

> 「新世界より」正直頭の中?でいっぱいで。でもこれが気持ちいいくらいです。

科白での説明が少ない一方で、第一話の主人公家の食卓で作品世界の生活様式を一通り見せたりと、要は情報開示の手法と取捨選択が上手いんだなあと思います。
これから、本当に必要なことはきっちり説明が入るんじゃないですかね。

> 「とな怪」可愛いですね。ホント癒されます。少女マンガ原作が多いですが、どれも外せません。

「神様」がまだ観れてないんですけど、「とな怪」と「好きなよ」の対比だけでも早くも面白いです!
一言で「少女漫画」つっても、原作もアニメ版もやり方は多様だなあと改めて思いました。

> 「中二病」これまた可愛い♪1話だけでも何回見たか分かりません。

中毒性高いですよね~
描写のハジケぶりは、『氷菓』から『日常』にちょっと戻した感じ。
電車のドアが開くのにポーズ合わせるのって、自分も昔やっ・・・あっやべ

> 「うさぎドロップ」!!

自分でも意外だったんですが・・・
あっという間に全話観てしまいました。
I.Gで「キャラの仕草をずっと観ていたい」という京アニ的なハマり方をするとは思いませんでした。

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>ぽんずさん

了解しました。

まあ、絶対ネタバレ防止!ってつもりで書いてたわけでもなくて、ぼかしても分かる人には伝わればいいやってくらいだったので、お気になさらずに。
なにはともあれコメントありがとうございました。

「高杉さん家のおべんとう」、読書予定リストに加えておきます!
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江楠

Author:江楠
 
東海在住。 

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