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2012秋アニメ簡易感想②+旧作感想

2012.12.08 00:54|アニメ簡易感想
 ついこの前、各アニメの第一話書いてたと思ったら、もうクール終盤かー。はえぇ。
 リアルタイムより一週か二週遅れくらいで数作品視聴中。
 最近考察系の記事が多くて気が張ってたので、タイトル通りゆるくいきますw

 とりあげるのは『絶園のテンペスト』『ヨルムンガンド』『K』など。
  
   ***

・『絶園のテンペスト』
 第9話「彼氏」

 705841eb-s.jpg

 鎖部一族と軍隊が攻防を繰り広げる最中、絶園の樹の下で鎖部左門と吉野&真広は対峙する。
 左門は、葉風がいるのは2年前の世界であり現在では死亡して骨になっていることを告げる。
 真広は葉風を見捨てて左門に取引を持ちかけるが、吉野がさらに真広を裏切って・・・。

 いやもうこの回が興奮するやら笑えるやら。
 吉野と真広の、互いに補完し合っているようで反目する火種を幾つも抱えている様がこれまでの話数で丹念に描き込まれてきたので、葉風の処遇をめぐっての仲違いには、「ついに来た!」という変なカタルシスが。

 この作品は、魔法による魅力的なアクション、凝った兵器描写、古典からの引用等々、見所には事欠かないですが、本当の醍醐味は各キャラが己の情念を押し通すために理を理で捻じ伏せていく過程にあると思うのです。
 それが、今回の真広と吉野それぞれが状況を引っ繰り返していく展開で端的に表れていて、最高でした。

 いや、まあ、何だかんだ言って一番面白かったのは左門さんのうろたえぶりなんだけどw
 でも彼が翻弄されるのは、「情念」に覆される「理」の側に立っているキャラだからなので、作品の本質的に正しい面白さなのです。 
 
 
・『ヨルムンガンド PERFECT ORDER』
 第8話「NEW WORLD Phase.1」

 yorpo1.jpg

 ココが南博士とともに密かに進めてきた計画が、いよいよ本格化。彼女はソレを、“ヨルムンガンド”と名付ける。
 一方HCLI本社は、戦争インフラ支援の新システムを公表。
 廃業に追いやられていく旧来の武器商人達、ココの計画に勘付き行動する者達。
 新しい世界に向けて、全てが動き出す―――。

 うーん、こういう、「ラスト直前の溜め」回って好きだあ。

 『PSYCHO-PASS』の触れ込みで「第二の『攻殻』を目指す」というものがあったけれど、実はこの『ヨルムンガンド』こそ、今期最も「第二の『攻殻』」と呼ぶに相応しい作品なんじゃないかと思うんですね。厳密に言うなら、原作でも押井版でもなくて、神山監督のTV版二期『攻殻機動隊S.A.C. 2ndGIG』に近い作品。
 本作はある要素を除いてはSFではなくて舞台もあくまで今現在だけれど、女ボスと個性豊かなスペシャリストの部下達の小隊、ミリタリー要素、綿密な社会状況の交渉、世界変革の野望・・・と、『2ndGIG』と通じるところは大きいんじゃないかなと。

 あるツイートで、いつかホワイトフォックスで『虐殺器官』のアニメ化してほしい、というものがあって激しく同意。


・『K』
 第8話「kindling」

 k8.jpg

 記憶を失った少年・シロは、クロ、ネコとともに自らの殺人疑惑を晴らすために行動を開始。
同じくして、他の王権者たちもそれぞれ動きをみせはじめ・・・。

 やっっとストーリーが進んだ・・・と思ったら結局たいしては進まず。
 最初はこの話の遅さにやきもきしていたんだけど、同じGoHandsが作った『マルドゥック・スクランブル』を観た後では、ちょっと考えが変わった。
 あの、細部まで研ぎ澄まされたストーリーの近未来SFアニメを作り得たこのスタジオが、似たような舞台設定で今度はとてもマイペースな、あえて各々の要素を統制していない作品を。この緩急の自在さは頼もしい。
 こっち(『K』)では、この気ままさを堪能すべきなのだろう。

 でもたまに不意打ちで変なギャグが挿し込まれるので油断はできないw
 今回は「あんこ」がww
 こういうテイストは、『ペルソナ4』思い出すなあ。

   ***

 そしてDVDで一気見した2012冬アニメ。

・『Another』

 ano1.png

 東京から地方の夜見山市に越してきた少年・榊原恒一。彼が転入した中学校の三年三組には、代々受け継がれる異様な秘密があった。
 毎月クラスの関係者が死に引き込まれる「現象」、一人紛れ込んでいる「死者」、そして「いない者」にされた少女・見崎鳴―――。

 先日、原作小説を読了したので、『Akather』もといアニメ版『Another』を鑑賞。
 水島努監督の過激さ、のいぢのキャラデザ、P.A.Worksの美麗な作画・美術など、構成要素の全てがカッチリ噛み合って、見事な本格ホラーに仕上がっている。いや、ある種のもやもや感や破綻も感じられたんだけど、その割り切れなさも込みで「記憶に残る」作品になっていたかと。

 このアニメ版で強調されたキャラ及びテーマには、『ゼーガペイン』のあのキャッチコピーがもろに当て嵌まるなあ、なんて思ったり・・・。

 ていうか続編あるみたいだけど、これ、「次年度に赤沢泉美が〈もう一人〉として復活する」っていう展開も可能性としては有り得るのか? アニメ・漫画版に感化された綾辻先生、平気で書きそうw


 では今回は以上です。
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テーマ:アニメ・感想
ジャンル:アニメ・コミック

tag:絶園のテンペスト ヨルムンガンド K

Comment

「絶園のテンペスト」面白いですよね。今週も左門さん劇場過ぎて逆に感想書くことねーよ、って感じでした。あの世界の誰よりも生真面目だからこその振り回されっぷりに何とも言えない哀愁を感じます。

「ヨルムンガンド」。原作でも最高に面白かったのですが、映像化されると世界を変えるための計画が胎動している、という臨場感がより強調されていて派手な動きはないのにもうずっとゾクゾクしています。

攻殻の後継がサイコパスよりもこちらではないか、というのは何となく分かります。あっちは何かあらゆる要素が今一歩足りてない気がして。数値化されてる割に判断基準が至極曖昧な犯罪係数とか、作り物臭の強い犯人像とか、雰囲気だけ硬派っぽいけど詰めが甘過ぎるような……。個人的には、安っぽいシリアルキラーの話を長々とされた時点で醒めてしまいました。

ヨルムンガンドは、どうしようもないくらい世界に溢れた戦場を渡り歩き、特に悲劇性を強調するでもなくそこで生きる人間たちのドラマを描いている点ですごく誠実な作りだと思います。その上で、世界にどう向き合い何を選択するのか、というのが作品全体の主題かなと。この作品については、最終回後に自分のブログでも記事を書きたいと思ってます。

長文失礼しました。

>ぽんずさん

コメントありがとうございます。

> 今週も左門さん劇場過ぎて逆に感想書くことねーよ、って感じでした。あの世界の誰よりも生真面目だからこその振り回されっぷりに何とも言えない哀愁を感じます。
なまじ人間的に出来ているがゆえに、邪道な攻められ方に弱いんでしょうねー。
中の人的に、「詰めの甘い衛宮切嗣」「プレッシャーに弱いジャック・バウアー」って感じですw

> 攻殻の後継がサイコパスよりもこちらではないか、というのは何となく分かります。あっちは何かあらゆる要素が今一歩足りてない気がして。
僕としては、要素はそれぞれ魅力的だと思うんですけど、それらがまとまっていないような印象なんですね。朱のサイコパスが濁りにくいこととか、ギノザのパパとか、伏線もあからさまだし・・・。
まあ2クールなのでこれから全てが結実していく可能性も十分あり、最後まで見守りたいと思います。
あと、六合塚弥生の出番をもっと!

> ヨルムンガンドは、どうしようもないくらい世界に溢れた戦場を渡り歩き、特に悲劇性を強調するでもなくそこで生きる人間たちのドラマを描いている点ですごく誠実な作りだと思います。
そのうえで、ヨナの根底に「兵器が嫌いだけれど手放せない」っていう一番重たい葛藤があって、楽しく観れる(読める)けれど決して軽くはないんですよね。
ラストも原作通りなんでしょうけど、ココの人間性とかヨナの逡巡とかは演出次第で印象は大きく変わりそうで、目が離せんです。

>この作品については、最終回後に自分のブログでも記事を書きたいと思ってます。
楽しみにしてます!

No title

ともかく刺激的過ぎる秋アニメの中でも
『テンペスト』の力也さんは完全にダークホースでした、
久々にアニメ見てお腹よじれるほど笑ったw

あと、世界の壮大さを、あらかじめ拡げた風呂敷として見せるのではなくて
こんなにもミニマムな視点から見せきろうとする点に
真の「スケール」を感じました この原作者の将来が超楽しみです
『K』もそこら辺の語り方にはそうとう気を配ってますよね

まだ最終回見てないのでなんとも言えないんですけど
ヨルムンはAnother同様、ずっと忘れないだろうなぁという予感がひしひしと.
伊藤静さんの声がホントに切実な響きを伴っていて、アニメの醍醐味を感じます
ホワイトフォックス来年はコメディらしいんですよね、ちょっと不安w 今の路線で行って欲しい.
ていうかホワイフォックスって会社名がこのアニメの為にあるかのような

夏に始まったANOTHER続編はホラー成分薄めだそうで、
やっぱアニメ版の影響はありそうですよね
僕はこの作品、破たんも含めて『カスカベボーイズ』がチラついてしょうがなかったです

>第2の攻殻

この自信ホントどこから出てきたんでしょうね
なんか脚本家だけでなく、周囲にチェックできる人間いないのかって思いました
単純に話としても嫌いだし、どんな危険人物かと思いきや主人公の過去にもガッカリで、
(あんだけ犯人の好き放題に出来るユルい社会って時点で、テーマの前提も成り立ってないような)
なんですけど、それより何より基本的な部分、「説明台詞の入れ方」が近年稀に見る酷さだなと.
ヨナが寝ちゃうよ!
「総監督」とやらは何をしてるんだ・・・

>ヒノキオさん

> 『テンペスト』の力也さんは完全にダークホースでした、
左門さん、原作漫画からして道化的におちょくられてたんですけどね、そこにジャックバウアー声が乗ると倍増しで笑っちゃいましたw

> あと、世界の壮大さを、あらかじめ拡げた風呂敷として見せるのではなくて
> こんなにもミニマムな視点から見せきろうとする点に
> 真の「スケール」を感じました この原作者の将来が超楽しみです
シナリオ・構成・作画が別々なのに全体的にぴしっとまとまっていて、チームの統制取れてるんだろうなあと感心してます。
シナリオの人が原作の『スパイラル』も面白かったです。

> まだ最終回見てないのでなんとも言えないんですけど
> ヨルムンはAnother同様、ずっと忘れないだろうなぁという予感がひしひしと.
これも、ラストの科白一つ、アングル一つでいくらでも意味が変わりそうな終わり方なんですよね。
アニメでどう演出されるか楽しみです。

> >第2の攻殻
> この自信ホントどこから出てきたんでしょうね
ノイタミナラジオ聴くと、攻殻っていうかむしろパトレイバーリスペクトありきで始まったそうなのですが・・・
むしろその方が不遜になっちゃうような。

>それより何より基本的な部分、「説明台詞の入れ方」が近年稀に見る酷さだなと.
これは本当気になっていて・・・。どうにも段取りめいてみえるんですよね。

> 「総監督」とやらは何をしてるんだ・・・
過去作のセルフオマージュに夢中になってる場合じゃねーだろ!とw

まあ何だかんだ言って11話でやっと本題に入ったので、2クール目に期待はしてるんですけどね。
(それにしてもあのラストで新年迎えたくはなかった・・・)
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江楠

Author:江楠
 
東海在住。 

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