企画参加:男の魂に火をつけろ! アニメ映画ベストテン

2014.11.26 12:14|アニメランキング
どうもお久しぶりです。
何カ月更新してなかったんだ・・・。

先日『楽園追放』を観てきて、何だか「アニメって本当に良いものですね」と思ったので、作品感想上げる前のリハビリとして。


ワッシュさんが運営しているブログ「男の魂に火をつけろ!」の毎年恒例企画、映画ベストテンに参加します。
http://d.hatena.ne.jp/washburn1975/20141031
今年のベストテンテーマは「アニメ映画」!

歴代のアニメから、というよりは自分の今の気分でぱっと思いついたものを選ばせてもらいました。
なので序列はつけずに順不同です。

   ***

・『REGO ムービー』
 2014年.
 
 rego.png

 異常なテンポの良さ、楽しさ、そして「大きなお友達」には切実過ぎるクライマックス。
 「想像力を凝り固めてしまう」という概念を映像でハッキリ描いてみせたアレには脱帽。


・『劇場版鋼の錬金術師 シャンバラを征く者』
 2005年.

 shambala.png

 「人の強さ」を描く原作漫画を巧みに再構成して「人の弱さ」にフォーカスしたTVアニメ『鋼の錬金術師』。そしてこの劇場版では現実の1920年代ドイツを舞台に科学と魔法が入り乱れる完結篇を描く・・・という、何とも冒険的な作品。
 「ここではないどこか」への屈折した憧れという、いつの時代にもどこの世界にも遍在するテーマを、少年時代の自分は本作で初めて知ったように思う。

 “映画も兵器も、等しく科学技術の賜物だ。ならば私は映画を作り続けよう。絢爛たる白昼夢を。有り得べからざる、もう一つの世界を”


・『鉄人28号 白昼の残月』
 2006年.

 tetujin.jpg

  地味で、物悲しく、辛気臭い物語。それでも網膜に焼き付いていつまでも消えない切実な物語。
 過去を、歴史を、忘れ去ってはならない。そしてたとえ忘れても、「ソレ」は自分から追いかけてくる。 


『千と千尋の神隠し』
 2001年.

 sen.png

 「日本」についてのメタファーの塊のようなトンネルの向こうの世界を、少女が駆け回る。
 ロジックとリビドーの塩梅が、すごく好み。

 あと、英題の『Spirited Away』の方が合ってる気がする。


・『千年女優』
 2002年.
 
 senen.png

 今敏監督作は一通り観てどれも大好きになり、それでも中から一本選べと言われたら、これかなあ。
 シリアスとコミカルがいい塩梅に混ざり合って、観てて純粋に楽しい。
 最後の最後の「本音」が何とも痛快。


・『冒険者たち ガンバと7匹のなかま』
 1984年.

 ganba.png

 本当に、「冒険物語」として一番好きです。
 子どもの時に初めて観てからしばらくはイタチが恐かった・・・w


・『かぐや姫の物語』
 2013年.

 kaguya.png

 クリスマスに本作を観に行ったという手の込んだ自殺。
 余談だけど、高畑・宮崎の両監督が「夢の終わり」を描いて、その後スタジオジブリ現状最終作の『マーニー』で少女が「亡霊」に出逢う・・・と捉えると、何だか出来過ぎのような。


・『たまこラブストーリー』 
 2014年.

 tamako.jpg

 アニメで恋愛を描く。シンプルに、ストレートに、しかし豊かに。
 簡単なようでたぶん凄く難しいであろうことを二作目にして成し遂げてしまった山田尚子監督、パない。
 また、本作でラストシーンのキレの良さこそがじんわりとした余韻を生むんだなと実感。


・『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』
 2009年.

 eva 2

 時代性やテーマ性を抜きにすれば、自分にとってエヴァの魅力とは「正体不明の敵をいかにハチャメチャな作戦で撃破するか」であり、それが120%発揮されているのが本作だと思う。つまりは最も熱いエヴァ。落下使徒迎撃のくだりは何度観てもテンション最高になる。


・『ワンピース オマツリ男爵と秘密の島』
 2005年.

 oma.png
 
 『ワンピース』にとっての『シャンバラを征く者』というか、原作の陰の部分を見事に抉り出してしまった問題作、でも傑作。
 『おおかみこども』でもそうだったけど、細田監督には「正しさ」と「愛」って必ずしも同一のモノでないという価値観がブレずにあるのでしょう。

   ***

 今の自分のアニメ映画ベストはこんな感じ。

 何年後かに再び選んでみたら、また随分違った並びになっている気がします。

 それでは~。

 
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Comment

アニメでオールタイム組むと、
その年に見た新作が余裕で入ってくるのが興奮しますね
伝説に立ち会ってる感

『たまラブ』最初見た時の「かわいいなぁ」から、
繰り返し見るごとにその強度が明らかになって慄然としてます
『映画 けいおん!』もそうだったし、
山田監督のこの感じは、藤津亮太が宮崎駿の武器としてあげた
「均質な時間、感覚の持続」そのものだと気づいて、
やはり日本のアニメ界は京アニに背負って頂かなければ.

あぁ『冒険者たち』超見返したい.
原作読んだ時の、すぐにでも誰か仲間が倒れてしまいそうな気がする妙な緊張感は
(アニメのイメージのせいで、過剰に怖がりながら読んでて)
今も忘れられないです.

Re: ヒノキオさん

> アニメでオールタイム組むと、
> その年に見た新作が余裕で入ってくるのが興奮しますね

自分でも見返して最近の入れ過ぎ!と思うものの、往年の名作群と並べても遜色のないもの本当に多いですよね。
ほぼ国内だけでこれなんだから、海外のアニメーションももっと観なきゃとも思います。

> 『たまラブ』最初見た時の「かわいいなぁ」から、
> 繰り返し見るごとにその強度が明らかになって慄然としてます

たまラブ選んだのは自分が同人誌に寄稿までしたからっていう補正込みですがw、
でもやっぱり傑作には違いないと思うのです。
話作りも本当に王道かつ捻りも効いてて、強いです。

> あぁ『冒険者たち』超見返したい.
ベストに入れてて自分でもまた観たくなってきましたw
レンタルやってるかな・・・

選考された作品が違っても全然納得できるのが不思議です。(あ、でも『千年女優』のラストの台詞は蛇足だよなぁ、と今でも思っていますが)

『鉄人28号 白昼の残月』、後『GAMBO』(『SHORT PEACE』)もそうですが、日本の怪獣映画の最後の砦がアニメーションであるといえるのに、誰も語っていないのはどうなのかなぁ、と常々思います。この前「映画芸術」でギャレス版『ゴジラ-GODZILLA-』を批判していましたが、その前に前者二つを評価する軸を作るのが先だろうと。

『ワンピース オマツリ男爵と秘密の島』はある意味技術的にも特異点のような印象があります。あの線の細さと淡い感じが、キャラクターの非実存性を表象しているというのは、これ以来細野作品からは後景化しているように見えますが、どっかに継承されているのだろうかとふと思ったり。

Re:unuboredaさん

コメントありがとうございます。
そして返信大変遅れて申し訳ありません!

>(あ、でも『千年女優』のラストの台詞は蛇足だよなぁ、と今でも思っていますが)


まあ最後に言葉にしなくてもそれまでの描写でじゅうぶん分かることではあるんですが、それでも「そういうこと」をハッキリ言ってしまうラストが新鮮だったんですよね。

> 『鉄人28号 白昼の残月』、後『GAMBO』(『SHORT PEACE』)もそうですが、日本の怪獣映画の最後の砦がアニメーションであるといえるのに、誰も語っていないのはどうなのかなぁ、と常々思います。

確かに『白昼の残月』の評は本当に少ないですね。
単純に、本作についての語りをもっと読みたいです。
怪獣映画って捉え方は、いわれてみるとその通りですね! ラストの戦闘なんてモロに。
『GAMBO』は未見なのでそのうち必ず観ます!

> 『ワンピース オマツリ男爵と秘密の島』はある意味技術的にも特異点のような印象があります。

線の細いのと人物の影なし作画は細田監督作品の特徴ですけど、その技術がダークな物語と相乗するとこうまで不気味な印象になるんだなあと驚きました。「何か俺いますげー異様な映像観てる!」って。
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江楠

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