『十三人の刺客』米レビュー

2011.12.21 00:13|海外レビュー
 えー、18日に『十三人の刺客』2010年版を観て極悪将軍の最期にヒャッハーと快哉を叫んでいたら、翌日に北朝鮮の金正日総書記の死去が発表され、そして同日の夜に『水戸黄門』の最終回が放映されていました。
 事象のシンクロシニティや認識論について想いを馳せる年末です。マジでカオス過ぎるぜ2011年。

 そんなわけで海外の映画レビュー紹介、今回は2010年の最強アクションエンタテインメント時代劇『十三人の刺客』の海外のレビューを部分抜粋・日本語訳して紹介していきます。

 では興味がある方は↓をクリックして続きをどうぞー。
   *** 

  翻訳のお供はジーニアス英和大辞典Collins COUBUILD Dictionary(英英辞典)。
 レビューの引用元は、アメリカの映画サイトYahoo!Moviesのユーザーレビューページです。

 本当は中国のYahoo!電影とかドイツのYahoo!Kinoからも紹介したいのですが、いかんせん語学力がアレしてコレしてソレなので。

 前回も書きましたが、私は留学経験もない一介の歴史系大学生であり、翻訳のエキスパートでも何でもありません。できるだけオリジナル文の意図を曲げないように全力で翻訳にあたっていますが、どうしても力及ばず誤訳が混じっている可能性は十分にあります。一字一句全てその通りだとは思わないでください。
 また、日本語の文としての自然さを優先して多少意訳することもありますので、悪しからず。
 レビューごとにオリジナルのURLを付記しておきますので、もし何か致命的な間違いがありましたら遠慮なくご指摘ください。

 また、本作のラストに関するネタバレがあるのでご注意ください。



 十三人の刺客/英題『13 Assassins
 ・2011年アメリカ公開.
 ・公式評論:なし ・ユーザーレビューの平均評価:A ・レビュー数:17件 (2011.12.21時点)
 Yahoo!Moviesでの作品ページ
 13assassins.jpg

 うーん、何だか第四次聖杯戦争の某サーヴァントを連想してしまう英題ですねw(何言ってるか分かんない人はアニメ『Fate/Zero』を観ましょう)
 内容からしてアサシンというよりソルジャーとかウォーリアーの方が似合うんじゃね? なんて思っていましたが、調べてみると『13 Warriors』って映画がもうあるんですね。
 そもそも邦題の「刺客」からして内容と若干ズレてる気が。

 やはりレビュー数は少ないものの、評価は上々。
 サムライ、ハラキリ、ゲイシャなどのオリエンタル要素の上に、血しぶきありセックスあり爆発ありと、なるほどアメリカ人好みの描写が満載ですからね。おまけにラスボスの極悪将軍はモロに『ダークナイト』のジョーカーですし。
 某ラジオ番組いわく「俺たちが自慢されたい日本映画」としてパーペキなわけですね。

 では主なユーザーレビューを紹介していきましょう。

Big Billさんのレビュー
 「職責+運命論+不法=ジレンマ」
『十三人の刺客』は、その大義名分の正当/不当を問わず、「武士道」という宿命的規約に就き従わなければならない、忠節で愛国の侍のジレンマを提示している。(中略)本作は、武士道の掟を保守することを背負わされた苦渋の侍を目一杯描く。(中略)血しぶきが、武士道が、格闘が、斬首が、ヒロイズムが辺り一面にあふれ、そして最終場面で哲学的会話が繰り広げられる。『13人の刺客』は傑作である。 

mvgusさんのレビュー
 「グレイト!」
 少しの間日本に住んだ後なので、私はこの映画は物語が進むほどに数多の日本の伝統を破滅させるものだと言える。そう、(映画の)終わりにはあのハンター(おそらく山の民の小弥太のこと)にちょっとした誇張表現があるが、それはストーリーに若干のコメディの側面を加えるものなのだろう。
 この映画は、若年層よりも性・暴力描写の露骨なシーンにきっちり対処できる者に相応しい。挑戦的傑作!

dude gagaさんのレビュー
 「ヘイ! あの猟師の男に何が?!!?」
 (※このレビューは、内容の主旨自体は変わっていませんが、文体には私の脚色がかなり強いです。)
 あ・・・ありのまま今起こったことを話すぜ!
「猟師の男が喉を刺し貫かれ腹をかっ捌かれたと思ったら、最後の場面で走ってぴょんぴょん跳ね回っていた」
 な・・・何を言ってるかわからねーと思うが俺も何をされたのか分からなかった・・・。頭がどうにかなりそうだった・・・。催眠術とか超スピードとかそんなチャチなもんじゃ断じてねえ。もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ・・・。
 誰もそのことに気づいていないのか、レビューに「A」評価をつけるのに忙しいのかっ??

   ***

 はい、だいたいこんな感じでした。
 激しいアクションや本格的な美術・小道具・ロケーション、侍の在り方をめぐる哲学的テーマを絶賛し、エクストリーム過ぎる表現に何人かは顔をしかめ、ラストのアレにツッコむ、という。

 まあ、アレは、新六郎の視た幻覚もしくは幽霊と解釈できないこともないですね。サンカの彼は、死んでもその魂は侍の殺し合いからは自由だった、と・・・。
 もし単なるギャグ演出だったら一気に評価下がりますが。恐いので確認しない!

 井口昇監督が先陣を切るかたちで、「オリエンタル要素」「エクストリーム表現」「しっかりした脚本」の三拍子が揃った海外向け日本映画の潮流が再び豊かになってきたのは非常に喜ばしいことだと思います。
 『るろうに剣心』実写版がその流れを継いでくれることを願いますが、果たして?

   ***

 (おまけ)

 よくわかる☆ためになる! 英語表現ピックアップ

 レビュー翻訳中に見つけた、役に立ちそうな、もしくは笑える、英単語や文法、会話表現などをいくつか紹介します。
 これで英語の成績アップ間違いなしだね!(誰が?)

shogunate:(日本の)将軍職、幕府
 音としては「ショグネット」。もちろん「将軍(ショウグン)」が語源で、語尾が英語化しています。なんか、海外に渡った日本の魚が変異したみたいで面白いですね。cabinet(キャビネット):内閣にも若干ひっかけているのかな?

after ~ing:~した後で、~した後なので
 まあ日常の会話でもよく使う表現ですね。After running,I'm thirsty.(走った後だから喉が渇いてるよ。)とか。

regardless of ~:~を無視して、~を注意しないで、~にもかかわらず
 大学入試のセンター試験(勉強すればするほど頭が悪くなる悪魔のシステム)の時によく覚えた熟語の一つですねえ。長い説明文だとたいてい出てきます。文中に知らない単語が多い場合は、これのような文型にかかわる熟語が、文の大意をつかむカギになります。

   ***

 諸事情により語学力UPが急務となったので、英語の読解練習がてら、この海外レビュー翻訳の記事をコンスタントに書いていくことに決めました。
 また一週間後くらいには。

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