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『コンクリート・レボルティオ ~超人幻想~』第8話~第10話・感想


 感想だいぶため込んでしまったので、取り急ぎまとめて。
 後から追記するかも。
 

   ***

・第8話「天弓ナイトを誰も知らない」

 敗戦直後の日本に希望を与えた超人・天弓ナイト。最後には誘拐事件を起こし自殺したとされるが、その真相は・・・と、彼の汚名を晴らす方向には物語は向かわず。代わりに描かれたのは、かつて天弓ナイトに救われ・憧れた人々の奔走。
 爾朗は天弓ナイトの潔白を信じ、作戦のためとはいえ彼の姿のコスプレをしてノリノリ。来人は表向きは天弓ナイトを糾弾するがとっさの時には彼への憧れを露わにする。そして天弓ナイトに誘拐された“大鉄君”だった音無弓彦は、天弓ナイトの宿敵に扮してでも彼との再会を願う。
 しかし結果として天弓ナイトの真実は明かされず仕舞いであり、クライマックスに行われる怪物VS巨大ロボの戦いはマッチポンプ的に演じられる戦いであり・・・と、ストーリーには虚無感が漂う。悪の首領が引退した後はしょぼくれたおじさんになっている、というのもなかなか破壊力が高かった。
 そして未来の神化40年代後半の時間軸では、弓彦は超人課を脱した爾朗と敵対する立場になっている。
 英雄や正義といったものが人それぞれの内に抱く幻想である限り、かつてともに天弓ナイトに救われ、「正義の味方」論に共感した二人も一時は共鳴してもいずれは相容れなくなってしまう。
 それまでの話数で最もビターな味わいが強い回だった。


・第9話「果てしなき家族の果て」
 
 木更・・・じゃない、辻真先脚本回。
 太古どころか地球の始まりから存在していた、「家族」というかたちで具象化する「命」そのもの。
 家族モノから壮大なSFまで想起させる凄まじい振れ幅の話だった。
 そしてそこに、この脚本を担当したのが『サザエさん』をてがけてきた辻真先、というレイヤーが重ねられることで、「不死の家族」という作中テーマが「永遠のキャラクター性」や「コンテンツ論」等ともつなげられるというメタ構造。恐れ入りました。
 そして永遠を生きるサナエ一家の子どもとも交われない風郎太の悲しみや、一家と対照されて浮き上がる超人課の疑似家族としての寂しさ等、『コンレボ』のいち話数としても重要なところを押さえていた印象。
 あと、まさかジャガーさんが「猫」ポジだったのか・・・?


・第10話「運命の幻影」
 
 ジャガーさんの黒歴史回。
 過去の自分を自分で殺した。しかし自分が歴史において重要な存在ならば、解消できない(できてはいけない)矛盾は放置され、今の自分が消えることはない。あるいは、自分の人生の汚点を消したいと思っても過去を積み重ねたうえでの今の自分なので、実際は無かったことになどできはしない。
 自分殺しというタイムパラドックスに、SF的解釈と人生論の両方からエクスキューズを打ち出しているのが面白かった。

 そして真っ黒なばかりとかと思われた超人課の背景に確かにポジティヴな理念があったことが明かされて、この先の展開がますます読めなくなった。分割2クール構成が明かされたことも相まって、爾朗が超人課を離脱する切っ掛けとなったと思われる神化43年辺りのミッシングリンクを埋めさえすれば物語として区切りが付く・・・とは単純に思えなくなってきた。
 何かもうひと仕掛け隠されているような気がするなあ・・・。
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江楠

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