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2012春アニメ・簡易感想②

2012.05.26 23:04|アニメ簡易感想
 ・雑記
 ゴールデンウィークにフリーゲームの『Ib』をプレイしてみたのですが、いやあ素晴らしかったです。
 美術館を舞台にしたホラー・アドベンチャーなんですけど、少女が異世界に「行って、帰る」一つの通過儀礼(イニシエーション)を描いた作品として十全の出来でした。

 ib-1.jpg

 ネットで無料配信されているので、興味のある方は是非。

   ***

 さて、今回アニメ感想であつかうのは、『這いよれ! ニャル子さん』『謎の彼女X』などです。

・『這いよれ! ニャル子さん』

 第7話「碧いSAN瑚礁』

 nya-2.jpg

 第1話こそパロネタ満載ってだけで面白かったものの、その後の展開にあまり馴染めず困ったなあと思っていたところ、今回はちょっと予想外な面白さがありました。
 
 宇宙人にして邪神ニャルラトホテプことニャル子さんと、純然たる人間の八坂真尋くん、及びクトゥルフメンバー&学友一行が海水浴に。
 ニャル子さんの常軌を逸した猛烈アタックにも全然なびかない真尋くんに、ニャル子さんはふと「ひょっとして、私のこと嫌いですか?」と聞きます。真尋くんは、「え? 口で言わないと分からないのか?」「嫌いだぞ」
 そのまったく予期していなかった返答に大ショックを受けて、真っ白に燃え尽きてしまった(明日のジョーパロw)ニャル子さん。
 さすがに罪悪感をおぼえた真尋くんは、ニャル子さんと一日デートに付き合ってあげます。するとニャル子さんはいつものアグレッシブさは(若干)控え目で、まるで普通の女の子のように振る舞う彼女は何だかとっても可愛らしく・・・。
 「わたしは、真尋さんのことが、大好きです」

 いつもはアニメ・ゲーム・特撮のパロディネタとニャル子さんの露骨な誘惑でぎゅうぎゅう詰めなため、それらをほとんどからめずに恋愛パートが描かれると、普通の恋愛モノより純度が増して見えるという、妙な発見でした。
 テンポも今までで一番良かったような。

 さて、そもそも僕がこのアニメの何に馴染めなさを感じていたかというと。
 まず、パロネタは良いんだけど、そのチョイスやタイミングにあまりにも統一感がなく、とりあえずネタ放り込んどきゃオタク喰いつくだろってスタンスが透けて見えて。『銀魂』ほど突き抜けてもいないとも思うし。
 そして何より、ニャル子さんが真尋くんのことを何故好きなのかがいっこうに具体的に明かされず、真尋くんは真尋くんでニャル子さんを邪険にあしらってばかりだったので、二人の一方通行的な恋愛模様に今イチ入りこめなかったんですよね。
 だって、自分のことを理由もなしに好いてくるハイテンション女子なんて、ぶっちゃけ気持ち悪いっていうか、いっそ恐怖じゃないですか。「人間」の女子なら、ね。

 そう、ニャル子さんは実際「ニャルラトホテプ」という正真正銘の名状しがたき化け物なわけで。それがこの欠陥へのエクスキューズとして機能しているのかもしれないなと今回(やっと)気づきました。
 本来は人間のものの考えの尺には当てはめられない地球外生命体だから、真尋くんのことを好きな理由は正体不明だし、彼を振り向かせるために人間の恋愛テクニックを手当たり次第に試してみていて、そして真尋くんが自分のことを嫌いだなんて全く想像できていない。
 そう考えると、主人公(真尋くん)にただ都合が良いだけの設定にもなかなかに合点がいくなあと思います。・・・それこそ都合よく解釈し過ぎ?

 また、邪神ニャル子さんという徹底的に異物でエキセントリックなキャラは、思春期の少年にとっては何考えてるんだかさっぱり分からない女の子のメタファーでもあるのかな。
 『男子高校生の日常』内の『女子高生は異常』みたいな。
 何考えてるんだか分かんなくて支離滅裂で、でも天真爛漫で可愛くて、そんな女の子が自分のことを好きだったら、なんて。
 ・・・って、それはやっぱり都合良過ぎらぁな。

 未だに、作品そのものにはなかなか馴染めないけど、最後まで付き合っていけばまた何か見えてくるものがある・・・ような気がするので、視聴は継続しようと思います。



・『謎の彼女X』

 第六話「謎のステップ・アップ」

 nzn-1.jpg

 さて、何考えてるんだかよく分からない異物的女の子といえば、この作品もそうですね。

 卜部(うらべ)美琴。転校生。
 クラスでは浮き気味で、休み時間はいつも机につっぷしている。
 椿(つばき)明は彼女のことが妙に気になり、卜部が机に残したよだれをふとした衝動から舐めてしまう。しかもそれは卜部に目撃されていた。
 椿は思い切って卜部に告白してみると、意外にも彼女はOKの返事。しかも、二人はよだれを介して互いの感情や思考をシンクロさせることができて。
 二人だけのシークレット・ラブ、始まる・・・?
 
 まあつまりとんでもないフェティッシュ・ラブコメなわけですが。
 

 嬉しくなると大量によだれを吐いたり、スカートの下に鋏を隠しもっていたり、そもそも彼女のよだれにヘンな力があったり。とかく「謎」な卜部美琴。
 椿は彼の思い描く「一般的」で「普通」の恋愛を(手を繋いだり抱きついたりキスをしたり)したいのだけれど、卜部は毎回それを拒み、その代わり想像の斜め上をいくコミュニケーションを仕掛けてきます。
 そんな「謎の彼女」にやはり椿は戸惑いまくります。

 でも、椿が『ニャル子さん』の真尋くんと決定的に違うのは、卜部に戸惑いこそすれ、彼女を嫌悪したり拒絶したりすることは全くないというところ。彼は常軌を逸した卜部の言動に毎回真剣に思い悩み、下心に翻弄されつつも、自分でなく彼女にとって一番誠実だと思われる対応を選びとっていきます。

 卜部が椿からの告白をOKして付き合いを続けている理由はまだ明確には描かれていないけど、彼の人柄そのものが理由であり答えだよね。
 
 そんな風に、実は非常にまっとうな恋愛物語なっているからこそ、よだれを始めとする諸々のアブノーマルでフェティッシュな行動は二人にとって必要不可欠のコミュニケーションとして映り、あざとさや不快感をあまり感じさせない。
 『化物語』阿良々暦戦場ヶ原ひたぎの関係をもっと丁寧に描いてる感じ。

 第六話は今までのなかでも白眉。 
 昔に片思いしていた早川さんにひょっこり再会してしまう椿。早川さんの態度はまんざらでもなく、もっとおしゃべりしようかという提案。椿は逡巡するものの、どうにか断ります。
 その一部始終を、卜部はかげで見ていて。
「あのまま早川と喫茶店に行ってたら、怒った?」
 卜部は、自分の気持ちをよだれに託して椿に伝える。
 椿の目から零れる涙。
「わたしは怒ったりしないけど、とっても悲しい気持ちになってたと思う」
 椿は、今好きなのは卜部だとはっきり伝える。
 そのことばに微笑む卜部の笑顔を、椿は写真におさめようとするが、いざ撮った時には・・・。
 
 いやあ、良かったねー! 
 作品の看板要素とわりとシリアスな恋愛部分を至極スムーズに織り交ぜたエピソードでした。『ニャル子さん』みたくその二者が分断されてるのも初見は新鮮だけど、何度も観返したくなるのはこっちだなあ。
 
 それにしても、昔好きだった人にひょっこり再会してわりと話が弾んでしまうっていう展開は、今の自分としては胃がえぐれそうだったんだけど・・・まあいいや。


   ***


 ほか、視聴継続中のアニメ 

 ・『LUPIN the third 峰不二子という女』

 lpn-5.jpg

 この作品もまた、タイトル通り「峰不二子」という女性を様々な男女とのコミュニケーションを通して読み解いてこうというものですね。

 第八話では、物語の背後にうごめく闇が見えてきました。

 また、第六話のハチャメチャ感がグッドでした。
 つーか、梶くんすっげー!


 ・『Fate/Zero』

 FZ-5.jpg

 第18,19話は衛宮切嗣の過去篇。魔術師殺し・衛宮切嗣はいかにして成立したのか。

 切嗣の青年期に小山さんの声をそのままアテたことにはネットで賛否が分かれていたけど、僕はあの声とビジュアルの不一致こそが「歪んだ成長遂げてしまった感」を出していて良いと思いました。 

 ナタリアさんの最期の笑みは、アニメオリジナルの演出だそうで。
 あれも、上手いな~と。

 
 ・『アクエリオンEVOL』

evol-4.jpg


 以前のアニメ感想で、ユノハジンのカップルがあんなんなっちゃったから、MIXアンディにも悲劇が起こりそうでいやだなあとか書いてたら、ごらんの有り様だよ!
 どうやって収拾つけるんだコレ・・・。

 あ、ユノハの江戸っ子口調は可愛かったです。


   ***


 そして、『DARKER THAN BLACK 流星の双子』視聴完了。
 最後がちょっと尺足りてない感じだったけど、それを含めてすっごく切なかったな・・・。
 これは、絶対に三期作ってもらわないと!


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テーマ:アニメ
ジャンル:アニメ・コミック

tag:ニャル子さん 謎の彼女X

Comment

ホント、ルパンの梶くんには驚かされました。
最近主演が多いので「正直聞き飽きないといいな」とか思ってたけど
とんでもなかったです。

謎の彼女…最近全く違和感を感じず。寧ろ彼女も彼も純粋な部分が可愛らしくて好きです。

アクエリオン…MIXショックですよー。同じくユノハのあの口調には可愛すぎて笑いました。語尾とか、口調と言うよりそもそも言葉の使い方自体までが変わってるw

Fate…私も小山さんで正解だと思います。
青年期に入る前から闇の中の闇を見て育った結果、だと思うので全く違和感なかったですよ。というか青年期からあのしゃべり方と声だから、余計にこちらも感じるものがあるのかと思います。
あの微笑み…オリジナルかぁ。益々切ない。

こんばんは^^
『謎の彼女Ⅹ』は、恋愛も好きとか嫌いとか言う以前に、
「他者への思いやり」が何より大切であることを
再確認させてくれるところが好きです。

『峰不二子という女』は、
「闇」に囚われたままの不二子の「心(愛)」を
ルパンが盗み出す(自由にする)お話なのかな?と思いつつ見ています。
『ベルサイユのばら』の男装の麗人オスカルが元と思われる
オスカー警部補が、第6話で女装しているシーンに笑いましたw
このシリーズは「何かと倒錯的」ですね。

>かえるちょこさん

コメントありがとうございます。

> ホント、ルパンの梶くんには驚かされました。

いやーマジ吃驚しましたよ。
リアルな女の子演技を要求されるアニメだったらどうか分かんないですけど、劇画的な本作の世界観だからこそ、見事に騙されました。

> 謎の彼女…最近全く違和感を感じず。寧ろ彼女も彼も純粋な部分が可愛らしくて好きです。

実は純愛アニメですよね。
曲もまた良い!
原作はまだ終わってないようなので、このアニメ版が最後にどんな話をもってきてどんな幕切れを見せるのかが楽しみです。

> アクエリオン…MIXショックですよー。

何とか元に戻ってほしいですけどね。脚本の人が脚本の人だけにどうなることやらw

> というか青年期からあのしゃべり方と声だから、余計にこちらも感じるものがあるのかと思います。

本来溌剌としているはずの容貌であの声ですからね、心にキました。
ナタリアさんの笑みといい、色々上手い采配の映えた一話だと思いました。

>通りすがりさん

コメントありがとうございます。
前回、前々回の「通りすがり」さんと同じ人かな?

> 『謎の彼女Ⅹ』は、恋愛も好きとか嫌いとか言う以前に、
> 「他者への思いやり」が何より大切であることを
> 再確認させてくれるところが好きです。

そう、そこが観ていて心洗われるというか。
『ニャル子さん』の後だと特にw
実は『君に届け』の横に並べられる作品なのかも。

> 『ベルサイユのばら』の男装の麗人オスカルが元と思われる
> オスカー警部補が、第6話で女装しているシーンに笑いましたw
> このシリーズは「何かと倒錯的」ですね。

あー、やっぱオスカルが元ネタなんですかね。
また出てきてほしいなあ。
こういう倒錯感好きなので、第六話は一番ストライクでした。

あっ、ごめんなさい。同じ「通りすがり」です。
ハンドル名を考えるのが面倒で…「通りすがり。」でいいですか?^^;

アニメ記事にコメントし慣れておらず、ネタばれ等どこまで書いていいのか
よく分からないので、もし不都合な内容があったら削除してもらって構いません。
よろしくお願いします。

『君に届け』は原作しか知らないのですが、
人と人との距離感を繊細に描いた作品ですね。
『謎の彼女Ⅹ』は「距離感」以上に
相手の気持ちをまっすぐに見つめ、理解していく姿勢をしっかり感じます。
恋人にしろ友人にしろ、きちんと向き合えない人とは
結局、上手く付き合えませんよね。

『峰不二子という女』の第6話は
意外とこの作品の中で大事な話のような気がしています。

>通りすがり。さん

> あっ、ごめんなさい。同じ「通りすがり」です。
> ハンドル名を考えるのが面倒で…「通りすがり。」でいいですか?^^;

今のところ重複もしていないので、そのままで大丈夫ですよ。
もし、今後ハンドル名を作られた場合は、「通りすがり改め○○です」などと書いていただければ有難いです。

> アニメ記事にコメントし慣れておらず、ネタばれ等どこまで書いていいのか
> よく分からないので、もし不都合な内容があったら削除してもらって構いません。

いえいえ、僕もブログ初めて半年ちょいなので、こちらこそ何か不備等あれば遠慮なくご指摘ください。
コメントは、スパム以外はどんなものでも受け付けるスタンスです。
ネタばれが気になるようであれば、非公開コメントでも大丈夫です。

> 『謎の彼女Ⅹ』は「距離感」以上に
> 相手の気持ちをまっすぐに見つめ、理解していく姿勢をしっかり感じます。

確かに『謎』は最初から距離をつめているんですけど、相手への思いやりを大事するところとかは『君に届け』にも通じるかなあと思います。
『君に届け』でよだれの舐め合いとか始まったら気絶しそうですがw

> 『峰不二子という女』の第6話は
> 意外とこの作品の中で大事な話のような気がしています。

女性の本質に迫るような会話もありましたね。
どんでん返しの連続という展開も『ルパン』らしかったです。

謎の彼女、最初は『月光の囁き』『悪の華』に通じる
ある種露悪的な衝動と暴走の話になるかと思いきや、
交流のツールこそ大胆ですけど
他の部分がピュアピュアですよね

なんかもう、たまらなくのたうってます
甘酸っぱいったら

峰不二子、6話途中まで「朴璐美か皆川純子か・・・」なんて
考えながら見てたので、いや~ぶっ飛んだw
銭形警部のショッキングなキャラ変更もちゃんと伏線になってましたね

Fate/Zero、
シリアス展開の連続なのに、セイバーのある一瞬の仕草に
萌え狂ってる自分をちょっとどうかと想う今日この頃ですw
正直1期はセイバーの活躍ずっと我慢してたので~、
最近になってようやく!

『Ib』面白そう!

>ヒノキオさん

コメントありがとうございます。

> 謎の彼女、最初は『月光の囁き』『悪の華』に通じる
> ある種露悪的な衝動と暴走の話になるかと思いきや、

そうですねえ、椿の自意識も、上記作品に比べれば微笑ましいものに収まっていますね。
そこはさすがに元『ドラえもん』の監督というべきでしょうか。
いやもう本当、本作の甘酸っぱさには、身に摘まされるというか耳が痛いというか、ちょいちょい泣かされかけます。

『惡の華』といえば、掲載誌の別冊マガジンは攻めてる漫画ばかりでイイですね。

> 峰不二子、6話途中まで「朴璐美か皆川純子か・・・」なんて
> 考えながら見てたので、いや~ぶっ飛んだw

ぶっ飛びましたねw
この作品にはこういうサプライズをもっとやっていってほしいです。
もう今から、この路線の続編待望です!

> 正直1期はセイバーの活躍ずっと我慢してたので~、
> 最近になってようやく!

二期はセイバー怒涛の活躍ですねー。
本当に強いんだ、って実感してます。
僕は雁夜おじさん好きなので、第21話はずっと柚子酒が美味かったです(オイ

> 『Ib』面白そう!

いやマジ面白いですよ。
ホラーといってもグロ系ではなく、雰囲気やタイミングで怖がらせる系で、『学校の怪談』好きなヒノキオさんにはおススメかもしれません。
難易度もそれほど高くなく、クリアにかかる時間も数時間程度で、お手頃でした。
その代わり、マルチエンドがどれも切なかった・・・
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江楠

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